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天候ダイヤグラムについて |
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気象庁は「天候ダイヤグラム」というものを提供しています。小学校の夏休みの宿題にあった「お天気記録」、それでおなじみの方も多いと思います。
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気象庁監修 大蔵省印刷局発行の日本気象協会「気象年鑑」にある「天候ダイヤグラム」のページは、全国主要12地点の直近10年間の365日毎日の天気を示したもので、23ページにわたる表です。過去天気統計の公的な資料です。
この「天候ダイヤグラム」の説明に、「対象とする日の前後に数日の幅をもたせて、そのころの天気の傾向をつかむのに利用していただきたい。」、 「本表も一つの試みと思って利用していただきたい。」と説明されています。さらに、「天候ダイヤグラム」では「表中のある月のある1日をもって、この10年間1日も雨がなかったから、あるいは、逆に雨の記号ばかりだから、これからもそうであろうというように、その日の天気の予想には使えない」とも明記されています。
この「天候ダイヤグラム」は、「予想には使えないけれども、参考資料としての価値がある」という点で重要です。2週間以上先には「天気予報」はありませんので、1ヶ月先、3ヶ月先、半年先といった長期先の手がかりとして使える点でとても重要です。 また、「限定された帯域幅をもつアンサンブル資料としての性質をもつ」という点でも重要です。その情報は、無限の幅を持っている訳では無く、「その季節のその日の過去天気〇年分の事実」という限定された性質の情報なので、「春には春の、夏には夏の、その地方の」限定された範囲の天気になる可能性が大、とアバウトに利用してください。 ※アンサンブル資料は、台風の進路予想の際によく登場するものです。 |
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天候ダイヤグラム 札幌 1989 〜 1998 年間全体表 |
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地球の「大気の大循環」 |
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出典:FNの高校物理 http://fnorio.com/0041circulation_of_atmosphere1/circulation_of_atmosphere1.htm |
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出典:Wikipedia : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B0%97%E5%BE%AA%E7%92%B0 大気の大循環 |
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地球は、このような大気の循環メカニズムによって、太陽から受けた莫大な熱の均一化・移動が行われています。この大気の大循環による大気(流体)の移動と台風の発生過程は大変複雑であり、台風の影響を強く受ける天気現象、すなわち四季の天気も予測が大変難しいものになっています。 |
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ケッペンの気候区分とその成因 |
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高校の地理の気候分野の学習でおなじみの方も多いと思います。ケッペンの気候区分です。この気候区分は、ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペンが考案した気候区分で、地球各地の植生と、気温と降水量の2つの変数から気候が区分されています。
そのわかりやすさから、世界中で一般的に使われています。
この地球上では、太陽から熱エネルギーを受けて「大気の大循環」が起こり、世界各地の気候が形成されています。「ケッペンの気候区分」は、長期的な時間スケールで、統計的に地球の大気現象を把握したものと言うことが出来ます。
そこに形成される気候(長期の気象現象)は、様々な要因に影響され形成され、その地域がどんな緯度・高度・地形・海流・水陸分布等にあるかという成因条件(気候因子)によって影響を受けます。それは短い期間の天候・日々の天気でも同じです。こうして、日本各地方に特有な気候風土が形成されます。一例を挙げると、関東地方(東京など)の冬場の晴天は、日本の中央部を背骨のように存在する山脈が、日本海側からの雪雲の雪を山脈の西側で降らせきり、山脈を東に越えた太平洋側には乾いた「空っ風」となって吹きます。太平洋側特有の季節の気候風土はこうして形成されています。
こうして 日本各地で、地球の公転位置という季節的な時間軸要因の影響も受けつつ、様々な気候因子の影響を受けながら、その地方特有の気候風土が形成されています。「日々の天気」という気象現象も、自然界のゆらぎを受けつつも、春夏秋冬、四季折々に推移する中で、地方・季節特有の特徴的な気候風土が形成されています。 |
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太陽系メカニズムの中の"地球の季節変化の恒常性" |
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この内容は、NAOJ 国立天文台の地球科学に基づく太陽系メカニズムの解説を基に構成しています。
URL:https://www.nao.ac.jp/ |
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地球は、地軸の傾き23.4度で太陽の周りを公転しています。 |
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そして、四季が生まれています。 |
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その変化は、ファジーなゆらぎを持っています。 |
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しかし、春夏秋冬は必ず巡ってきます。 |
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フラクタルな再帰性があります。 |
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そこに、統計的な「知見」があります。 |
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人類は、遙か昔からその知見を活用してきました。 |
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「二十四節気」も1例です。 |
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季節変化の知見をIT技術で可視化します。 |
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「過去天気の利用は人類の知恵です」 |
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「過去天気は、サイエンスです」 |
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「過去天気の利用は、サイエンスを活用する事です」 |
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「過去天気に、人種も、国境もありません」 |
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「その価値は、どこにでも、誰にでもあります」 |
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「人類共通のものです」 |
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そのメカニズムを、気象庁は「天候ダイヤグラム」として提供しています。 |
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「天気の出現率」情報が提供されています。晴・曇・雨・雪の出現割合が%で示され、その出現状況を知る場合にとても便利です。 |
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「過去天気」の情報は、こうして1年365日や各時期の天気を統計的に知るために活用されています。「温故知新」の先人の知恵が活きています。 |
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https://www.data.jma.go.jp/tokyo/shosai/chiiki/tenki/link.html |
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